DOLPHIN NIGHT～札束と視線が舞う夜　恋と金～

夜の幕開け、合コンのゴングが鳴る

あの夜のことは今でも鮮明だ。

場所は都内某所のバブル風ラウンジ「DOLPHIN NIGHT」。

ネオンブルーがきらめき、札束を模した紙吹雪が舞い、シャンパンタワーが輝く。

そして何より熱いのは、男女の視線。

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乾杯の音と同時に、駆け引きスタート

ブランドスーツに腕時計を光らせる男たち、ハイブランドのバッグを揺らす女たち。

乾杯のグラスがカチンと鳴った瞬間、見えない駆け引きが始まった。

「仕事、何してるの？」
「外資？すごーい♡」
「最近モルディブ行ったよ」
「マジ？俺もハワイの別荘あるんだ」

笑い声の中でふと目が合い、視線が交差する。

札束と視線が舞う夜。

恋と金が交わる、その一瞬に心がざわめく。

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終電の時間、そしてルール無用の夜

「終電、大丈夫？」
「うん、まだ平気♡」

もう恋なのか、それともゲームなのか――そんなことは、誰も気にしない。

「今夜は浮かれろ、遊び尽くせ。」

それがDOLPHIN NIGHTの唯一のルールだ。

レバブル美術館（Rebuble Museum）

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